起業に関する日米の開業率&廃業率データ

中小企業白書2011年版によれば、日本とアメリカの開業率・廃業率には大きな差があることがわかります。2003年から2007年までのアメリカの開業率は10.7%から11.1%へと推移しているの対し、日本では4.0%から5.0%のレンジで推移しているだけです。それほど、新たに会社をおこし、自分で起業しようとする人々が少ないということに他なりません。これには、国民性や文化・生活習慣などが要因のひとつかもしれませんが、開業率が低いということは経済全体が活気を帯びることなくマンネリ化してしまい、社会全体の活力がそがれることにもなりかねません。

開業率に比べ廃業率はどうなのかということで、こちらの数字を追ってみます。アメリカでは上と同様の期間内で、9.5%から9.8%へと推移しているのに対し、日本では開業率同様に低水準で4.8%から4.4%で推移しています。
廃業率が低いということは、会社をやめる企業、すなわち廃業する企業が少ないことを意味しますが、旧態然とした会社がいくら多く生き残っていても、経済活性化にはつながりません。
アメリカがまだ建国して間もないころ、アメリカンドリームという言葉が流行しました。それは、夢を現実のものにする、それが叶う国が自由の国アメリカなんだというフレーズです。アメリカに行けば夢をかなえられる、チャンスがあるということで、欧州からも非常に多くの移民がアメリカへわたり、夢を追いかけました。
いつの日か、ジャパニーズドリームという言葉が世界中を駆け巡ってほしいと願うばかりです。日本よ頑張れ。

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